目玉焼きがつなぐ帰る場所

家出した小春が、港町の真琴に助けられ、目玉焼きの「面倒くささ」に込められた母の愛を知って帰る短編。

作品を通して、作者が「人」を書くことを大切にしていることがわかる。
派手な事件や戦闘はないが、一人の人間を書くということに注いだ情熱を感じる一遍。

軽やかな会話と食卓の匂いが温かく、読み終えると今日の一皿を大切にしたくなる。