現実は小説より非情
- ★★★ Excellent!!!
著者様の『人生体験記』と言える、ノンフィクション作品です。
我々の周りには、ストレスや恐怖、不快感の原因となってしまうような『悪い種』がたくさんあるように感じられます。
それを踏み潰したり、回避したり、引っこ抜いて燃やしてしまうなり、やれることは多々あるのではないか、と思うのですが、上記は飽くまで比喩表現、言葉遊びに過ぎず、そうそう上手くいくものではありません。
周囲の無理解(お母様の言動にはゾッとしましたね)によって、あらかじめ繊細だった著者様が生活していく上での枷がどんどん重くなっていきます。
僕にも経験がありますが、親族が理解を示してくれない、というのは、正直『致命的事案』なのでは? とすら思います。
とても安直に読める作品ではないかもしれません。しかし、ある種の『現実』を叩きつけられるような圧倒的リアリティは、文学的にもレベルの高いものとお見受け致しました。
尻切れトンボで恐縮ですが、僕が思ったのはこういった事柄でした。