特別に緊張感をもたらす作品ではありません。しかし、紹介されるお寺や、そこに安置された仏教的な品々を、読者の興味のままに想像させる。その清々しさ、潔さといったものに、著者様の大変巧みな構成力を見せつけられます。
そして、お父上を息子の主観で描かれているのも大きなポイントです。こういうことは、本当に著者様ご自身にしか分からないものです。……と思いきや、「ああ、うちの親父も歳食ったよな……」と日頃思っている僕自身の経験則(?)が思い浮かばされてみたり。
不思議な魅力のある作品だと思います(`・ω・´)