追放の先で『正義』がほどけていく物語
- ★★★ Excellent!!!
最新話(第19話)まで一気読みしました。
剣を振るうことが正義だと信じていた若き騎士カリュースが、勝利の裏で「切り捨てられる」の現実に触れ、信念が静かに揺らいでいく導入がとても良いです。
物語は「世界を救う」よりも、宗教・貴族・血統といった支配構造の<正体>を知ってしまった者が、どう立つのかを描くタイプの叛逆譚で、じわじわ効いてきます。
戦場の熱だけで押し切らず、策略や会話、立場の違いが積み重なって「群像劇」として厚みが出ているのも好みでした。特に、栄光の裏側に影が差す描写や、静かな場面なのに不穏が濃くなる空気づくりが上手くて、ページをめくる手が止まりません。ダークファンタジー/シリアス寄りで、政治劇の匂いが好きな人におすすめです。
続きも追います<(_ _)>