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概要
「この俺を、王にして見せろ――【王の剣】」
――「俺を王にしてみせろ」
積み上げてきた全てを、無残に奪われ壊されたイレンに第二王子ヴァジュラはそう告げる。
王国の公爵令嬢であるイレンは、次代の王を導く家系に生まれ、十七年間その身を第一王子に費やしてきた。
しかし第一王子に裏切られ、全てを奪われることに。
絶望するイレンに手を差しだすのは、王国で一番に忌み嫌われている第二王子ヴァジュラ。
そんな彼に、王にするように言われたカイレンは国のために手を取ることに。
二人はお互いの目的のために行動を共にすることになるが、徐々に関係性は変わっていく。
しかし二人にはそれぞれ大きな壁があり、想いを言葉にできず。
勝ち筋の見えない王位継承権争いで、ただ頂きを目指すのだった。
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