戦争で傷ついた心、たとえ治すことはできなくても……。

人間と妖精との間に戦争が起こった。
凄惨な戦いの末、勝ったのは人間側。
負けた妖精たちは、人間たちに奴隷のような扱いを受けながら、生きていかねばならなくなる。

とある街中、一人の男が片脚を引きずりながら歩いていく。
戦場で傷ついた脚。
だが、その傷よりも、心を亡くしたかのような顔つきが人目を引く。
そんな彼の陰気顔が気になったか、とある店先から妖精の乙女が声をかけるのだが……。


戦争により、傷つきながら生きることを強制された人間のフォンゼル・ヴァルトマン少尉と妖精のイーファ。
種族の違いや戦争の勝敗を超えて、互いの在り方を認めていく過程には、心を強く揺らぶられました!

戦争の傷跡を、登場人物たちを通して垣間見せる見事な展開!そして精巧な文章力にも魅了されます!

是非ともご一読を!!!