Ⅱ メルズーガの魔女

私とアメコを乗せたモクタールのBMWはカサブランカからマラケシュへ向かう。ツアーはマラケシュ、メルズーガ、フェズ、タンジェと順に巡り、カサブランカへと戻るルートだ。街から街への間は荒野が広がっている他は何も無い。途中何度か警察の検問に遭遇した。モクタールはその度に用意していた小銭を彼等に手渡す。警官にチップが必要なんですか、と訊ねる私にモクタールは「賄賂です」と答えて笑った。


* * *


その日の夜、私はマラケシュのホテルのバスルームで、市場で買った青いターバンを頭に巻いてみた。鏡に映る私の瞳には昼間に見た景色が焼き付いていて、脳裏にスライドショーのように順番に映し出されてくる。


「スーク」と呼ばれる迷路状に通路が張り巡らされた旧市街。全身が黄色い蜥蜴の尻尾を握り、ぶら下げている少年の笑顔。彼は蜥蜴を私達に売ろうというのだ。うず高く積まれたキャラメルポップコーンを販売している屋台を見つけた。近付くと、それらはポップコーンではなく全て抜歯された虫歯だった。これまでの彼の治療実績なのだ。屋根からは数本のペンチが紐で吊られている。私はアメコとその露店商歯科医が笑顔で並ぶ姿をスマートフォンで撮影した。


モスクはイスラム教徒以外の入室を禁じていた。


赤茶色の地に並べられた蜂の巣状の染色槽から緩やかな風と共に漂ってくる、鼻の粘膜を刺激する腐敗臭の記憶が甦る。我に返ると、鏡の中の私は表情を歪めていた。


ターバンをほどくと、色落ちした染料で額が青く染まっていた。私は急いでシャワーを浴びた。


* * *


メルズーガで日の出を見るスケジュールが組まれていた。メルズーガはサハラ砂漠の入口に位置している街である。早朝四時にホテルから砂漠へと向かう。夜明け前の景色は未だ闇に覆われている。私達三人が手に持つ懐中電灯に照らされて見えるのは、半径一メートルの範囲の円形の砂地だ。砂に足を取られながら歩き続ける。暗闇の中で夜空を見上げると、暗幕に塩を振り掛けたかの如く、夥しい数の星々が見えた。


やがて地平線の向こうから昇ってきた太陽の形は丸ではなく、縦に長い卵型だった。陽に照られて景色が明るくなる。私達は砂漠の真中にいたことに初めて気が付いた。


メルズーガの街へ戻る。街と砂漠との間は、波打ち際のように「ここから砂漠です」というように線引きされていた。黄土色の海の様な砂漠から一歩出ると、突然地面が硬くなった。


「少し休憩して行きましょう」とモクタールは言い、私達は砂漠の入口近くのカフェに向かった。ちょっといいですか、と彼は私とアメコに向かって説明を始めた。


「このカフェはウチの旅行代理店と契約していて、メルズーガに来ると必ず立ち寄らなければならないんです。この店で日本人の女性が働いているんですけど、何て言うか、難しいですね、多分、狂っているんですよ。だからあまり絡まないようにしてください」


私達二人は頷いた。


* * *


アメコは店の外のテラス席でスケッチを始めた。モクタールは離れた席で店の主人と時折笑い声を上げながら会話をしている。クリムゾン色をしたジェラバを纏ったシジェと呼ばれる女性が、小さな硝子のグラスに注がれたミントティーを運んで来た。モクタールと主人、店の外のアメコと順番に巡り、最後に私が座るテーブルにグラスを置き、対面の席に腰を下ろした。彼女の本名はシズエと言う。現地の人々にはシジェと呼ばれていた。若くも見え、角度によっては老いても見える、その表情からは年齢を読み取ることができない。


「こんにちは」と彼女は私の顔を見て言った。


「こんにちは」と私は小さな作り笑いと共に返事をした。


「あなた何歳いくつなのかしら、お仕事は何をしているの」


「来月、三十三になります。デザイナーです」


「あなた、誰かに恋したこと無いでしょ。動物の匂いじゃ無くて、洗剤の匂いしかしないもの。外で絵を描いているも同じね」


シジェに指摘された通り、私は誰かに恋心を抱いたことが無い。幼い頃から異性に興味が持てないのだ。その点はアメコも同じで、彼女によると増え過ぎた人類の人口を調整する為に地球の意思が働いて、自分達のような「アロマンティック」と呼ばれる性質の人間を世に送り出しているそうだ。


シジェは話を続ける。彼女は今年で六十五歳になるという。


「何人かの男と寝てきたけど、私が二十三歳の時のことよ、特別な彼が現れてね。その彼のかたちと私の内臓のかたちが鋳型みたいに合致したのよ。気持ち良さも他の男とは全く比べ物にならなくて。その時、私は“この人と結婚するんだ”って思ったの。でもある日、彼から別れ話を持ち掛けられて。他に好きな女が居るからって。私は頭だけじゃなくて、全身が漂白されたみたいに真っ白になっちゃって。彼は“出て行く”って言ったんだけど、取り敢えず新しい部屋が決まるまでは私の部屋に居たら、って提案したの。で、ある夜、ビールを飲んでいびきをかきながら私の隣に寝ている彼の首にイージーパンツから抜き取った紐を巻き付けてね、ほら、ウエストを紐で締めて留めるやつ、あるじゃない。それで馬乗りになってね、思い切り絞めたの」


彼女は談笑するカフェの主人とモクタールに眼を走らせた後、私に視線を戻して声音を抑えながら更に話を続けた。


「彼、最初は手足を激しく泳がせたんだけどさ、お酒のせいもあると思うんだけど、直ぐに顔の色が赤黒くなって、その後、身体が空気を抜かれた浮き輪みたいに力が抜けていって。呼吸が止まってるのを確認してからもしばらくの間、彼の身体の上に乗ってたの。だって、演技かもしれないじゃない、突然復活して襲い掛かられたら逆に私がやられちゃうかもしれないでしょ。で、十分、二十分くらい後かな、彼の股間から水が漏れてきたの。そこで私は初めて、あ、死んだんだな、って思ったの。恐る恐る、彼の瞼を開いて、瞳孔を確認したんだけどさ、でも考えたら私、医者じゃないからさ、どの状態が死んでる瞳孔なのか分からなくてさ」


ドラマとかで医者が死亡確認する時にペンライトか何かで瞳孔を見るじゃない、と言ってシジェは声を上げて笑った。


「問題はその後よ、死体を如何どうしようかと思って。刑事ドラマとかでスーツケースに入れて運ぶとかっていうイメージ、あるじゃない。あれは駄目よ。死後硬直しちゃって身体が曲がらないもん。仕方ないから彼のパジャマとかパンツを脱がして全裸にするじゃない、で、毛布で彼の身体を包んで上下を縛って、ほら、藁に入って売ってる納豆の巨大版みたいな感じにしたの。それでね、私の部屋はマンションの一階だったから、なるべく監視カメラの死角を通って玄関から駐車場まで引き摺って行って、あ、そうだ、彼の身体を包んだ毛布の下に、ダンボールを敷いたんだ、そうすると滑りが良くなって、力を入れなくても結構楽に引き摺ることができたのよね。で、車の後部座席を倒してフラットにして、バックドアから入れたの。乗せる時が大変だった。最初に頭を乗せるでしょ、で、後部座席側に回ってから毛布を引っ張るのよ。後、最後に足を入れるのが大変だった。少しはみ出てたから曲げようと思ったんだけど、硬くて中々曲がらないのよね。あの時は夜中の午前一時だったんだけど、途中で誰かと会ってたら終わりだったわね。腐敗が進む前に終わらせたかったから、必死だったわ」


私は「そうなんですね」と言ってミントティーを口に含んだ。


「私、モロッコに行くチケットを買っておいたんだけど、殺したのがフライトの前々日だったから、もし監視カメラに映ってたとしても、私は二日後にモロッコに行っちゃうから、警察が見つけても手遅れだと思って。あと、その夜は金曜でさ、彼が居なくなっても、土日は会社も休みだから連絡来ないじゃない。彼、実家が広島だったんだけど、両親とは全然連絡取って無くてさ。だから時間的に少し余裕を持ちたかったから、一応、逆算して行動してたの。それでね、車で高速に乗って、栃木まで行ったのよ。栃木インターチェンジで降りて、足尾方面へ向かって。栃木市と足尾の間ってね、山を越えて行く細い山道があって車で行けるのよ。前に、彼と日光までドライブに行った時に、彼、山道をドライブするの好きだったから高速で日光まで行かないで、途中の栃木インターチェンジで降りて足尾経由で日光に行ったことがあってさ、山道を登る途中に、結構良い感じの崖があったのを思い出して、そこから捨てようと思ったの」


シジェがミントティーを飲んで乾いた唇を濡らしたタイミングを見計らって、私は振り返りアメコを探した。彼女は店先のベンチに座りながらスケッチを続けている。「でさ、でさ」と言うシジェの声で私は首の方向を元に戻した。


「時間は朝の四時頃だったんだけど、そんな時間にこんな山奥に他の車なんか通らないでしょ。と言うか、通らない方に賭けたのよ。で、その崖がある場所に行って、彼の身体を車から引き摺り下ろして、毛布を剥がしてから崖の下へ蹴り落としたの。回転しながら落ちて行く死体と斜面に生い茂った草や葉が擦れる音が次第に遠くなっていって、最後に水が跳ねる音が聞こえたの。ちゃんと谷底の川まで落ちたかなって。裸にしたのは虫や動物達の餌になるかな、と思ったのよね。洋服とか元々自然界に無いものって、分解されにくいじゃない」


「エコですね」と私は彼女の話を未だ作り話と思っていたので冗談を含めて言ってみたけれど、もしも本当のことだとしたら、という考えが深海の底から浮上する泡の如く背筋を登って来る。それとは逆に、首から腰へと背骨に沿って、最初は緩やかに、そして胃の位置に差し掛かる辺りから急に速度を上げて流れて行く生暖かい汗の雫を感じた。汗は最後にジーンズと肌との隙間に入り込み、下着に吸われて消えた。


「彼氏さんの洋服もそうですけれど、部屋に残った物とか、どうしたんですか」


「知らない。全部そのままよ、そのまま置いてモロッコに来たの」


「大丈夫なんですか」


「大丈夫よ、次の日は旅行の準備に一日掛けて、その次の日にはもう日本を発ってるからね。もう日本には戻らないって決めてたし。もし死体が見つかって、私の足取りを追うことがあってもモロッコまで追い掛けて来るほど日本の警察には暇も予算も無いでしょうし。それに皆、行方不明者が二人くらい出たからって気にしないわ」


沈黙が訪れる。私はミントティーを飲み干した後、グラスをテーブルに置いて、何か熱いものを冷ますときの形に唇を窄めながら、彼女の話を聞いていた間に肺に溜まった空気を吐き出した。私のその仕草を見てシジェが口を開く。


「貴方だけよ、この話をしたの。秘密ね」と言った。


* * *


東京を離れたシジェはメルズーガの砂漠で死のうと思い、サハラの中へと足を踏み入れたのだと言う。やがて駱駝の群れが彼女を追いかけて来た。駱駝の男たちは彼女の旅行鞄を始め、上着や靴、金品など全てを奪って行った。薄着のまま砂漠の上で俯せに倒れていた彼女の、砂に半分埋もれた横顔の前を小さな虫が歩いているのが見えたそうだ。


「泣こうと思ったけど、乾燥して涙が出なくて、笑ったのよ。そうしたら口の中に砂が入ってきてさ。で、眼の前を小さな虫が歩いてるのよ。こんな砂漠でどうやって生き続けてるのか分からないけど」


突風が吹き、彼女の身体を砂漠に埋めていくと、視界の遠くに駱駝に乗った一人の男が見えた。下着まで奪うつもりだろうと思ったそうだ。駱駝の男は先の盗賊の中の一人だったけれど、何も盗らずにシジェに水を飲ませた後、彼女を駱駝に乗せて街まで連れて帰った。その男がこのカフェの主人である。彼はシジェを妻にしようとしたのだ。


「私は彼と結婚して、今も此処で生きている、というお話よ。此処は夜になると星が綺麗に見えるでしょ、私ね、毎晩、指先でその光を辿って、リセットボタンを探しているの」


テーブルの上が暗くなった。いつの間にか私の背後にアメコが立っていて、カフェの入口から射す陽光を遮り、その影が私達に覆い被さっていたのだ。「そろそろ行こう、会計は済ませたから」と彼女はシジェに軽く会釈をした後、二人分のリュックサックを右手で持ち、左の手で私の二の腕を掴んで店の外に引っ張り出した。


* * *


私達は次の目的地であるフェズへと向かった。カフェを離れてから風邪を引いたように身体が怠く少し気分が優れない。私は後部座席に身体を横たえていた。悪路を進む四つのタイヤが弾み続けている。シートのクッションから振動が後頭部に伝わる度に、私の眼に映っている車の天井は上下左右に激しく揺れて、まるで壁に投射されたものの、なかなか焦点が定まらないプロジェクターの映像のようだ。私は助手席のアメコとハンドルを握るモクタールにシジェの話をした。


「帰ったら、日本の警察に言わなくて良いのかな」


別に良いんじゃないの、とアメコは答えたけれど、私の脳裏には次々と思考が湧き上がって来てしまい、食い止めることができない。


「だって私、死体がある場所も知ってるんだよ、殺害方法も。殺した人も殺された人も。殺された人のご両親、今も彼を探してるんじゃないかな、ずっと心配してるんじゃないかな、シジェさんだって、ご家族に何も言わないでずっとモロッコに居る訳だし、皆に彼女が無事だって伝えてあげないと。あと、あと、何だっけ、何だっけ」


「その話、モモカさんだけに話したって、言ってたんですよね」とモクタールが言った。


「そう、そうです」


「それ、嘘ですよ、私のガイド仲間が案内した日本人も同じ話をされたって言ってましたよ」


「え、でも、でも」


「あの女、ミントティーに何か、入れたかもしれません」


普通の味でしたよ、と口では言ったものの、既に私の指先は痺れ始めていて、親指と人差し指を擦り合わせても指紋の感覚が失われていた。脳の皺の間に指先を入れられて弄ばれているかのように意識が重力を感じなくなり、胃が持ち上がる。私の目線は勝手に上下左右に動いてしまう。


「モモカ、モモカ」


アメコは振り向いて身体を捻り、助手席から後部座席に身を乗り出してから言った。私の半開きの眼は、辛うじて彼女の歪んだ表情に視線を固定している。彼女の薄い唇が下手な腹話術師の如く開閉している光景が見える。アメコはルミナと会話をしているのだ。


「お前、あのね、あの女の言ったことは全部嘘だからね。あの女の目的はね、あの女が言ったことを真に受けた日本人がこの話をSNSとかで拡散させたりするのを見て楽しんでいるのよ。この話を聞いた警察が、元々存在しない事件を捜査するんじゃないかって、笑っているの。これは呪いなのよ。あの女、今頃スマートフォンをいじって大笑いしているの」


水を飲ませた方が良いです、とモクタールがハンドルを捌きながら叫ぶ声が聞こえた。やがて彼は車をアスファルトの外へ出し、荒野の上に砂埃を巻き上げながら停めた。


「お前、しっかりしなさい、モモカ」と私を見て叫ぶアメコに重なって、半透明の女性の姿が見えた。金色の髪の美しい女性。彼女もまた、その碧い瞳で私を見ている。女性の手が伸びて来て私の左頬に触れる。彼女はその腕を通じて私の身体から何か毒のようなものを抜き取っているのだ、と思った。車を降りたモクタールがバックドアを開ける音が聞こえた。最後部に置いてあったクーラーボックスからペットボトルの水を取り出したのだろう。リアウィンドウの外で、彼が歩きながらキャップを捻り開けるのが見える。そのままの勢いで乱暴にドアを開けて後部座席に乗り込み、シートに倒れている私を抱き起こすと、外へ連れ出した。正座の体勢を取らせると、水を飲ませてくれた。


「全部飲まないで、吐き出してください」とモクタールは言った。胃を洗浄するのだと、私は彼の意図を読み取った。私が水を吐き出す度に、乾燥した地面から砂埃が舞い上がった。大地は私の胃から逆流してきた水分を吸収していく。アメコは私の背骨に沿って掌を滑らし、摩り続けていた。


やがて呼吸のリズムが安定し、指の感覚も復活して自分で容器を持てるようになると、新しく与えられた五百ミリリットルの水を一本全て飲み干してしまった。風が吹いた。その風と共に私を支配していた何者かが、その身体を砂の粒状に分離させて逃げ去って行った気がした。数分前の気分の悪さは嘘のように消えて行き、私は上体を起こすことができた。その場所で三十分ほど休憩をした後、モクタールは私達を乗せたBMWを再びフェズへと走らせた。小刻みに揺れる車内でバックミラーに自分の顔を映す。あの透き通った身体の美しい女性に触れられた左頬は熱を持ち、赤く腫れていた。


* * *


数日後、私達二人はヒースロー空港のラウンジのベンチに並んで座っていた。私はあの日、砂漠でアメコに重なって見えた、碧い瞳の女性について質問をした。


「あのさ、ルミナって、碧い瞳で金髪の女性なんだよね、美人の」


「まあね」


「あの時、見えたんだよね。彼女、私の頬に触れたんだけど、フェズのホテルで鏡を見たら、頬が掌の形に赤く腫れててさ」


アメコは眼を見開いて言った。「御免、それ、私が張手した跡だわ。モモカが失神しそうになってたから、必死になってビンタした」


「え、そうなんだ」と言って私は両掌を頬に当てながら笑った。


「因みに、あの女、今は六十五歳で、事件を起こしたのが二十三歳って言ってたんでしょ。調べて計算したんだけど、その時は一九八四年で、一九八五年以前に発生した殺人事件は、多分、もう時効だから、色々と考えなくてもいいわよ」


ちょっとトイレに行ってくる、と言い残してアメコは席を立った。


* * *


二十分ほどして、小さな紙袋を下げたアメコが戻って来た。


「遅かったね」


「あ、うん、ちょっと待ってて」


彼女は紙袋から黒革の小さな細長い箱を取り出して、その蓋を開けた。中にはレイバンのサングラスが入っていた。


「はい、新しいの。これ、モモカに似合うかな、と思って免税店で買ってきちゃった」と言って彼女はサングラスを私に手渡した。


手鏡に映るサングラス姿の自分を見て、笑みがこぼれた。これで元通りだ。横には同じサングラスを掛けたアメコがいた。


「私も買っちゃった。前から欲しかったんだよね、モモカを見てて、いいなあ、って思ってたんだ」


アナウンスが流れる。リュックサックを背負う。サングラス姿の私とアメコは並んで搭乗ゲートへと向かった。


成田に着けば、初夏の湿った空気が私達を出迎えてくれるだろう。

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メルズーガの魔女 山崎ももんが @momongayamazaki

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