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概要
兄さんがいないと、ぼくは透けてしまう。逃げられない絆が、二人を試す。
高層ビルが林立する都市で生きる双子の高校生・律と遥。外の世界へ適応していく律に対し、人混みに怯える遥は次第に律へ依存を深めていく。雨の日、遥は「糸が切れる音がする」と告げ、二人の関係は限界へ傾く。やがて豪雨の夜、遥が姿を消し、廃ビルの連絡橋で落下しかけた彼を律が必死に支える。 “救われるのはどちらか一人”──葛藤の末、律は未来よりも遥を選び、双子は都市を離れる決意をする。
※Nolaと小説家になろうにも重複連載
※Nolaと小説家になろうにも重複連載
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