時は黎明期、和洋の交わる雰囲気の世界で紡がれる浪漫

大正風の空気の中、街には大道芸人が、上流階級は紳士淑女が、そしてその裏には下層民の厳しい現実が。

言葉の選び方がとても素敵で、ため息が出てきます。そして無駄な文言ない台詞の応酬は、登場人物同様、読者も相手の真意を問わずにいられません。そはなにものぞ、何を胎に抱えるか、と。

やや強引な女性がキテレツ座の力自慢の元へやってきます。彼の困惑した思いと葛藤は最後まで読まないと明かされません。
まるで光明さすようなラストまでお楽しみください。