そんなところにマンションを建てるな……。

想像しただけで身の毛のよだつ物語にございました……。


戦前に作られた大トンネル。その上に、マンションが建てられていたのだそうです。
ある日、トンネル上にあった道路はマンションごと陥没……。
住民が生き埋めになってしまいます。


しかし問題はそれだけでなく……このトンネルで、巨大なワニを飼っていた人物がいたそうでして。

マンションの住民がこのままではワニの餌になってしまうと言う……こう言う話です。



構造が面白く、


物語はSNSの投稿。ハンドルネーム『ほーる丼』氏による投稿を元に進められます。
彼のSNSへの書き込みによってのみ、今地下がどうなっているのかが分かるという仕組みになっております。

枯渇していく酸素。ワニの全長は5mはあり、バリケードを作らないととても身を守れません。

信じられないことに、警察への第一報は、まじめに取り合ってもらえず、初動も遅れたのだそうです。

そして一人、また一人とワニの餌食になっていく。



しかしここで謎が……


このワニを、一体、誰が育てていたのか……?





独特な緊張感で進行するホラーサスペンス。

ぜひ、ご一読を。