ごっちゃんは、生き生きと。

 作者様がかつて共に生活していた、文鳥の『ごっちゃん』、そしてセキセイインコの『ケーちゃん』、『オーちゃん』たちの小さな仕草や日々の生活が、文字だけなのに、目の前に見えるかのように生き生きと描かれています。

 性格も行動もバラバラの三羽が心地よく過ごせるようにと試行錯誤するのは、飼い主様にとって大変なことだったかと思いますが、何だかんだでいい感じに暮らせるようになった三羽を見つめる飼い主様の視点を通して、私も笑顔になりました。

 これを読めばきっと、ペットを飼ったことのある人もない人も、『命』に触れる手が温かくなるはず──。

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