記憶は曖昧でも、守りたい人がいる

推理漫画の主人公に転生という発想が面白い。記憶が曖昧という縛りがあるから、読者と同じ目線で事件に臨めるのがいい。

ユイとの距離感が好きです。たい焼きを半分あげるシーン、耳が赤くなってぷいっと横を向くところ。ツンデレの匙加減が絶妙で、テルが「かわいいな」と思うのも納得。

「死骨島」の由来を語るおばあちゃんの場面、空気が一気に変わる。供養札を破るタクミの軽薄さと、3話ラストの不穏な引き。事件が始まる予感に背筋がぞくりとしました。

続きが楽しみです。

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