1話で泣かされる異世界ファンタジーがあるなんて思わなかった

1話から、いい意味で裏切られました。
異世界転移のファンタジーだと思って読み始めたのに、
冒頭から「家族の人間ドラマ」が描かれ、
主人公が抱える痛みと優しさが一気に胸に刺さります。

そして、聖獣クーネルが“ボーロを助けるかどうか、の究極の選択で、物語の方向が変わるのがドキドキでした。

中盤の「街を修理する」エピソードは特に好きです。
戦うのではなく、直すことで救っていく職人の誇り。
この作品が大事にしているテーマが力強く伝わってきます。

くーちゃん(クーネル)が可愛いだけでなく、キャラクターたちの心が丁寧に描かれ、
読み進めるたびに優しさと熱さが積み重なっていく作品です。

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