第6話 家族会議

蒼太の部屋で家族会議が始まった。最初に喋ったのはお母さんだ。

「え〜、まずは蒼太。好きな人がいるのね?」蒼太は、

「うん」と面倒くさそうに答える。次に、お父さんが喋りだした。

「この話は、無駄だよ母さん。ただ私達が虚しくなるだけだ。終わろう。」

とお父さんが言ったので、そして、すぐに家族会議は終わった。(この時間はなんだったのだろう。)と蒼太は思った。桃香姉は、蒼太のベットに座って絶望していた。

〜リビング〜

お父さんが、「いただきます!!」と言ってご飯を食べ始める。お母さんも、一緒に

食べ始める。桃香姉は、おもちを黙々と食べ進めている。早すぎて、喉に詰まらせないか、心配だ。「俺はもう寝るね」と言って蒼太は部屋に行く。

部屋の電気を消して、ベットに入る。美樹にメールをしてみる。「おやすみ。」

美樹は、それに気づいて、興奮気味に「おやすみ!!」と送った。

その頃奈津は、部屋で勉強をしていた。

教科は数学だ。奈津は、数学が苦手だから、頑張って勉強しているのだ。

奈津も、蒼太にメールを送った。「今何してるの?」と。すると、すぐに返信が来た。「寝ようとしてた。」奈津は、邪魔だったかなと思って、

「ごめん!メール送っちゃって!」と送った。すると、「大丈夫だよ」と送られてきた。奈津は、やっぱり蒼太は優しいなと思った。蒼太は、ベットの中で心の準備を

していた。(やっぱり緊張するな)告白する時に、緊張しない人なんていないだろう。心の準備をしないと告白はできないものだ。(ついに明日だ。)と思いながら、

蒼太は眠りについた。

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