紅葉のアーチを抜けた先、「シレア」の入り口はこちらです。
- ★★★ Excellent!!!
旅の途中、色付く木々の美しさに魅せられた少女は、おとぎ話に出てくるような別世界──自分とよく似た王女と、とても素敵な兄王子が治める王国・シレアに迷い込んでしまいます。
彼女は、兄王子の不在を守る王女を手伝い、国を揺るがす一大事に巻き込まれてしまうのですが、そんな彼女の心の拠り所となるのが、王女と王女の命を受けて働く城勤めの青年です。
青年と少女が互いに抱く淡い恋ごころに、私はときめきが止まりませんでした。
惹かれ合うふたりの初々しいやり取りに、何度身悶えしたことか。
彼女の危機を救おうとする青年も、カッコよくて大好きです。
もう一人の主人公である王女の、年相応の明るさや王族としての立派な心構え、シレアに暮らす人々の優しさも胸に深く残っていて、紅葉の美しい季節になると殊更思い出してしまいます。
絢爛な秋の王国に訪れた、危急存亡の秋 (とき) 。
平穏を取り戻そうと頑張る王女たちの活躍、ぜひ読んでみてください。
兄王子主従のお話も、合わせてオススメです!