あの有名な愛劇の前座がこちらでございます。読むしかないww

荒川先生は、今回もやってくれました。
クレオパトラといえば、自身の魅力で大国ローマと渡り合った女王、といったイメージが圧倒的かと思います。
荒川先生の史書からの引用も、まさにその部分が強調され、かつ読者に親しみを持ちやすいように、すぐ隣に『わらわ』を感じさせてくれるような、素敵な女王陛下を描き出してくれています。

個人的に、古代の有名な情事をピックアップしたオーディオブックを持っておりまして、話中にでてきたカエサルへの『自分をプレゼント大作戦』は、エロス&プシュケーやペネロペ&オデュッセウスのカップルと同列に扱われるほどのスーパー有名な恋愛戦略として位置づけられています。

そんななか、あえてのシェイクスピア劇の前座狙い・・・これはもう、読むしかありません。
読み終わったあなたも、もうクレオパトラ様の虜。アントニーのように、後戻りできなくなりますよw