概要
創作論も、ランキングも、恋も、ぜんぶ最前線でバグり始める。
AI小説が当たり前になり、ランキングの上位には「AI補助」や「自動生成」の文字が並ぶ時代。
カクヨムで地道に“手書き”だけで戦っている高校三年の俺・山城悠真(やましろ・ゆうま)は、投稿歴三年・完結作ゼロ・フォローは増えたり減ったり……という、どこにでもいる凡庸Web作家だった。
そんな俺の心の支えは、ある匿名作家の作品。
物語も構成も異常な完成度、なのにどこか、不器用な手書き感が滲むその小説のファンとして、毎日更新通知を待っていた。
ところがある日――
「ねえ、あんた、私の最新話、感想送ってこなかったでしょ」
と、幼なじみの桜庭紗耶(さくらば・さや)に詰め寄られて、俺は固まる。
彼女のスマホ画面に映っていたのは、見慣れたカクヨムの管理画面と、俺が推し続けてきたペンネーム。
「……
カクヨムで地道に“手書き”だけで戦っている高校三年の俺・山城悠真(やましろ・ゆうま)は、投稿歴三年・完結作ゼロ・フォローは増えたり減ったり……という、どこにでもいる凡庸Web作家だった。
そんな俺の心の支えは、ある匿名作家の作品。
物語も構成も異常な完成度、なのにどこか、不器用な手書き感が滲むその小説のファンとして、毎日更新通知を待っていた。
ところがある日――
「ねえ、あんた、私の最新話、感想送ってこなかったでしょ」
と、幼なじみの桜庭紗耶(さくらば・さや)に詰め寄られて、俺は固まる。
彼女のスマホ画面に映っていたのは、見慣れたカクヨムの管理画面と、俺が推し続けてきたペンネーム。
「……
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