甘美な毒と清廉な光、異なる者たちが惹かれあうガールズラブ

高校生の少女・灯里はデートもしたことがない、二週間前に知り合ったばかりの彼氏から、5万円を要求されていた。

そんな彼女を、鮮やかに救い出したのは、学校一の才女にして謎多き美少女・才木美海。

二人の少女たちの「対比」が、印象的でした。
灯里が好む本屋の静謐な香りと、美海が纏う蠱惑的な花のような香り。
透明な硝子玉のような灯里と、夜の海のように危うく底知れない美海。

打算的な男に容赦なく制裁を与えて、灯里には可憐に微笑み
「私の方が幸せにできる」
と囁く美海の姿は、読者の目からも蠱惑的に見えます。

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