読んでいると、まるでアニメを見ているように
シーンが脳内に浮かんでくるんです。
最初の見どころは、第11-12話の合同演習。
水が噴き出す瞬間、敵機が崩落する映像が
ありありと見えました。
第36話のアマテラス初陣。
白銀の機体が夜空を切り裂くところなど、絶対アニメ映えするシーンです。
そしてサヤとの出会い。
「私はお母さん、かしら」
この言葉と共に、ソウの表情が歪む。
彼が胸中に抱える母という存在への様子が感じ取れます。
そして――伏線があちこちに散りばめられているなと思いました。
後で読み返した時にここかー!と思わせるよう仕掛けられてる?
今後が気になることが多すぎます。
虐待によって心も身体も限界を迎えた主人公が、転生した世界で少しずつ人間らしさを取り戻していく異世界ファンタジー作品です。
主人公は気が付くと培養液の中で目を覚ました少年。
自身の肉体を作り出した研究者曰く、その世界特有のロボット兵器を操るために生み出されたと聞かされます。
流されるままに、主人公が送り込まれたのは操縦者を育てるための学園。
そこで主人公はロボットの技術のみならず、世界の歴史や常識についても学んでいきます。
最初は人造ゆえの高性能によって孤立していた主人公でしたが、学びを続ける内に学園が居場所になっていきます。
静かに忍び寄ってくる戦争の足音を聞きながら、主人公はどんな運命を歩んでいくのか。
ぜひ読んでみてください。
不幸な日常(この作品だと前世)から抜け出し、力を手に入れて日常が変わるという導入は昔から色んな作品で描かれていると思います。小説投稿サイトで数多く作られている作品もだいたいはそれをなぞっていることが多いです。
ですがこの作品はそこで止まるのではなく、力を手に入れたことで逆に失ったものを際立たせており、光が強いほど影も濃くなる感じの、力を手に入れたからと言ってそれが全て幸福に繋がるわけではない、一筋縄ではいかないことを描いていて読み応えがすごいです。
大好きな作品から引用すると「大いなる力には大いなる責任が伴う」という概念をしっかり主人公の周りに落とし込んでいるので、更新が楽しみです。
本来、異世界転生でのチート能力付与は主人公を幸せにします。
確かにこの作品でも幸せな面はたくさんありますが、その能力が主人公に孤独を感じさせるひとひねりが新鮮です。
よくある「俺TUEEE」ではなく、力を持つことの葛藤や責任を描く様や、能力に性格や人格が追いついてない様はスパイダーマンを彷彿とさせ、引き込まれてしまいます。
あと読んでて分かりやすい!
世界観は作り込まれているのに、すんなりと頭に入ってきます。
ですが、毒親とその影響を要所要所に描いてくるあたりに、昨今の親ガチャ問題とか毒を受けて育った若者など、キチンとメッセージ性を軽快に優しく投げかけてくれているように感じます。