柳生宗矩、方向性としては『魔界転生』。一万字と思えない濃密な歴史短編

歴史に疎い私の中では「柳生」といえば、徳川家の剣術指南。
宮本武蔵?的なヤツか、『魔界転生』で知っているぐらい。

笠をかぶった眼帯の人。
要するに、柳生十兵衛なのですが汗

宗矩のお話です。
ネタバレになるので、方向性としては『魔界転生』的なヤツと、表現させていただきました。

内容はものすごく濃密で、一万字以内で、主な登場人物二人と、徳川秀忠のお人柄が凝縮されたエピソードになっていることに、いつもながらに恐れ入りました。

みんな優しいし、誰にも理があるのが、いいと毎度ながらに思います。

そして語彙力。
「滂沱」とか。
その単語、どこから出てきたんだよ!?と。

展開や人物描写もさることながら、文章表現まで洗練されている作品だと思います。
毎度ですけどね。

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