第4話(終) 新しい「しりとり」への応援コメント
コメント失礼します。
「結婚」(あらぁ〜♡)
↓
化学的意味(知らなかった、そんなのあるの?)
↓
民明書房(やられた!笑)
と見事に感情を揺さぶられました。
二人の関係性がしりとりを通じて再確認されつつ、だんだん深まっていく様子がとても面白かったです。
ありがとうございました!
作者からの返信
D野佐浦錠 様
コメントありがとうございます!
「結婚」→「化学的意味」→「民明書房」という感情のジェットコースター、楽しんで頂けたようで、本当に嬉しいです!
真面目に、文系、理系での言葉を用いましたが、最後のアレだけはウソです。
詩織が感じた通りの心の揺さぶりを、読者も楽しんでいただけたら……と考えました(^^)
犬猿の仲だった二人が、「しりとり」という一つのルールのもとで少しずつ互いの世界を知って認め、心を近づけていく。そんな不器用な過程を、面白いと感じていただけて、本当に光栄です。
この度は、物語を最後まで温かく見守ってくださり、そして素敵なご感想までお寄せいただき、誠にありがとうございました!
第3話 同じ目線での会話への応援コメント
いよいよ、明日完結を迎えるのですね。
健斗さんと詩織さんの物語。
投稿日時を予告してくださっていたので、毎朝楽しみにしていました。
『ラグランジュポイント』――
わたしは初めて耳にする言葉でした。
なんてロマンチックなんでしょう。詩織さんに同感です✨
そして、何万光年もの彼方から届く星たちの光。
わたしたちが見ているのは、何万年も前の光なんですよね。
その仕組みは知っていましたが、
kou様の言葉で素敵に表現してくださっていました。今度、夜空を見上げるのが少し楽しみです。
健斗さんが、詩織さんに寄り添うときに選んだ文学作品が『雪国』というのも✨
「国境の長いトンネルを抜けると──」
ふたりが“境”を越えて、同じ光の中に立ったように感じました。
まさに『同じ目線での会話』なのですね。
「ここが一番効率的な動線上にあるだけだ」
どかりと腰を下ろす健斗さん。かわいい🤭
毎朝の投稿、本当にお疲れさまでした。
そして、ありがとうございました。
明日の朝も楽しみにしています。
作者からの返信
金時まめ様
この度は、物語の世界に深く寄り添ってくださるような、温かいご感想を本当にありがとうございます。
毎朝の投稿を楽しみにしてくださっていたとのお言葉、何よりの励みです。一つ一つのシーンを大切に読んでいただけていることが伝わってきて、胸がいっぱいです。
『ラグランジュポイント』は、ガンプラモデラーなので、その単語と意味は何となく知っていたのですが、その過程で知った『ハッブル宇宙望遠鏡』の件は名前は知っていたものの、詩織と同様に世界の何処かにあるものと思っていました。
ハッブル宇宙望遠鏡の写真を見ましたが、地球では見られない宇宙の星々の姿は圧巻です。
宇宙空間にある光の世界。
健斗は、ガチガチの理系だったのに、詩織と本気の理念をぶつけ合う内に、文学の世界を理解し魅せられ、いつの間にか「宇宙からの壮大なタイムカプセルなんだ」という表現を使うようになりました。
健斗の使った、この言葉が持つ響きの中に、不思議なロマンを感じるだけでなく、夜空を見上げる楽しみの一つになれたのなら、書き手としてこれ以上幸せなことはありません。
私は三交代の仕事をしているので、帰宅が夜遅くになります。寒い冬は特に星空がきれいに見え、オリオン座を見る度に冬を感じ入っています。
また、健斗が選んだ『雪国』について、「ふたりが“境”を越えて、同じ光の中に立ったように感じました」というお言葉には、ハッとさせられると同時に、深く感動いたしました。
私が川端康成の『雪国』を選んだのは、「トンネルを抜けると雪国であった」
という一文が、とてもきれいで感動的に感じたのを思い出したからでしたが、「ふたりが“境”を越えて、同じ光の中に立ったように感じました」
という、こんなにも美しい表現をして頂けるとは、思いもしませんでした。
こんなにも素敵な言葉で表現していただけるなんて、作者として、物語を深く読み解いてくださる最高の読者様に出会えた幸福を感じています。
健斗の「効率的な動線上にあるだけだ」という理系男子の不器用な可愛らしさにも気づいてくださって、ありがとうございます。あの憎まれ口の中に隠された彼の本質が、金時さんに伝わったことがとても嬉しいです。
いよいよ明日、二人の物語は一つの結びを迎えます。
金時さんのように温かく見守ってくださった皆様に、最高の形で届けられますよう、心を込めて送り出します。
明日の朝で、完結となります。
朝のひとときを、健斗と詩織と共に過ごして下さり、本当にありがとうございました。
明日の朝も、どうぞよろしくお願いいたします。
第3話 同じ目線での会話への応援コメント
しりとりが意固地になってきたところで、さらに二人の距離が少しずつ縮まっていく展開。この「少しずつ」を描くのがお上手だなと感じます。恋模様の段階をすっ飛ばすことなく、着実に心通わせていく描写が秀逸ですね。次話も楽しみにしています。
作者からの返信
天野純一様
この度は、温かく、そして鋭い視点からのご感想をいただき、誠にありがとうございます。
身に余るお言葉の数々に、恐縮すると同時に、大きな喜びを感じております。
詩織と健斗、保育園時代から意見の対立がある意地っ張りな二人の関係が「しりとり」というゲームを通して変化していく過程、そこから生まれるドラマを考えていくと、このような形になりました。
決して意図した訳ではないのですが、少しずつという心の距離感を表現できているのでしたら、とても良い表現ができていたと、私も喜んでいます。
天野さんに「恋模様の段階をすっ飛ばすことなく、着実に心通わせていく描写が秀逸」とご評価いただけたこと、書き手としてこれ以上ないほどの励みになります。
二人の不器用な歩みを、丁寧にすくい取って頂けたのだと、胸が熱くなる思いです。
頂いたお言葉を心に刻み、この先の物語も、二人の心の機微を大切に紡いでいきたいと思います。
次話も楽しみにしているとのお言葉、本当に嬉しいです。
すでに書き上げてはいましたが、寝かせた作品を再度読み直し、ご期待に添えるよう、精一杯執筆に励みます。
この度は、誠にありがとうございました。
今後とも、ご指導ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
編集済
第2話 噛み合わない言葉の応酬への応援コメント
企画へのご参加誠にありがとうございます!
しりとりと専門用語の組み合わせ、物凄く面白いです! 文系用語と理系用語のちぐはぐ感が二人の対の性格を如実に表していて良いなと思います。
健斗はノーデリカシーとかそんなレベルではないですが、文句を言いながらもちゃんと奢ってあげるところなど案外義理堅そうなのも良いですね。
二人の距離が少しずつ近くなっていく展開にも説得力があり、素晴らしいです! 「なんでお前そこで急に好きになんの!?」というありがちなパターンが回避されていて高い技術を感じました。
作者からの返信
天野純一様へ
この度は、大変温かいお言葉をいただき、誠にありがとうございます。
企画者様から直接ご感想をいただけたこと、そして何より楽しんで頂けたことに、感激しております。
「文系用語と理系用語のちぐはぐ感」が、詩織と健斗という正反対の二人のキャラクター性を表現する上で最も大切にした部分でしたので、そこを評価していただけて本当に嬉しいです。
健斗のキャラクターについては、理系の男として書きましたが、いつの間にか、あんな冷徹な感じになりました。
でも、単なる「デリカシーのない理屈屋」で終わらせず、彼なりの不器用な誠実さや義理堅さをどう表現するかに心を砕きました。
学食のシーンなど、ささやかな行動から彼の内面を感じ取っていただけたのでしたら、書き手としてこれ以上ない喜びです。
また、「二人の距離が近づく展開に説得力があった」とのお言葉、恐縮するばかりです。
恋に落ちる瞬間の「なぜ?」を、二人の言葉の応酬と、互いの世界への知的好奇心の中に少しでも描けていれば、と願っておりましたので、そのように言っていただけて嬉しい限りです。
一気に掲載すると文字数が多いと思い、全4話にして掲載することにしました。
よろしければ、二人の「しりとり」勝負の行く末を見守ってやって下さいませ。
この度は、ご感想、ありがとうございます。
第4話(終) 新しい「しりとり」への応援コメント
いや~最高の物語でした!
不仲が解消されることを暗示し、かつ文学的な詩織らしさも感じさせる「雪解け」。そこからさらに「結婚」と来て「ん」で終わりながらもよー分からん化学反応の話が持ち出され、実は全部嘘だったと。こちらも健斗の不器用さがよく表れていて、言葉選びがお上手だなと思いました。
そして何より最後のタイトル回収がお見事です。「しりとり」という題材に寄せながらも最後まで意味が判然としないタイトルがラストで収束するという構図、非常に秀逸だったと思います。スタンディングオベーション。
作者からの返信
天野純一様
この度は、身に余るほどのお言葉を頂き、誠にありがとうございます。
「最高の物語でした」とのお言葉に、胸が熱くなると同時に、恐縮するばかりです。
しりとりの最後は「結婚」にしようと思い、そこに繋がる言葉は「雪解け」にしょうと考えました。
そして健斗の不器用な嘘。彼はクソ真面目な性格なので、化学用語にみせかけてのイタズラを、あのような形にしてみました。
二人の心の機微を言葉に乗せることは、この物語で最も心を砕いた部分でした。キャラクターたちの不器用なりの誠実さが、天野さんに少しでも伝わったのでしたら、書き手としてこれ以上ない喜びです。
そして、最後のタイトル回収について、そこまで高くご評価いただけるとは思ってもみませんでした。
タイトルは作品を一通り書いてから決めました。「しりとり」で「ん」は終わりですが、ここから二人の関係性そのものを象徴するテーマとしてみました。その物語の核となる部分を「秀逸」とのお言葉で認めていただけたこと、大きな自信となりました。
このような素晴らしい物語を紡ぐ機会を与えてくださった天野さんのお陰です。心より感謝申し上げます。
頂いた温かいお言葉を糧に、これからも読んでくださる方の心に響く作品をお届けできるよう、一層精進してまいります。
ありがとうございましたm(_ _)m
追伸
コメントだけでなく、この度は、心のこもった、そして物語への深い愛情が伝わってくる素晴らしいレビューを頂き、誠にありがとうございます!
作品の隅々まで丁寧に読み解き、その魅力を的確な言葉で表現してくださったことに、ただただ感激しております。
詩織と健斗は仲の良くない男女とし、その二人が「しりとり」で心を通わせる物語にしようとしてみました。ラブコメや恋愛ものは、馴れないジャンルだけに、決して上手く書けたとは思っていませんでしたが、好意的にみて頂き恐縮するばかりです。
最後のタイトル回収まで見届けていただき、「見事という他ありません」という最高の賛辞を頂けたこと、胸がいっぱいです。
頂いた温かいお言葉の一つひとつが、今後の創作活動における何よりの励みになります。
この度は、貴重なお時間を割いて、物語の世界に深く寄り添ったレビューをお寄せ頂き、本当にありがとうございましたm(_ _)m