Youtubeはじめました①

ゆみとも

第1話 Youtubeはじめました①


折角だから、自分の書いた小説を朗読動画にしてみよう――そんな軽い気持ちで、Youtubeを始めてみました。


まずは「How to」を検索。睡眠導入系の動画作りを紹介しているものを見てみると、AIを使って簡単に作られているようで、「これなら私にもできるかも」と思ったのですが……それが甘い考えだったかもしれません。

どうせなら「ゆっくり劇場」形式で、自分の小説をアップしていこうと考えました。ところが、YMM(ゆっくりムービーメーカー)を使って霊夢や魔理沙のセリフを入れることを想像すると、私の小説は一話あたり4,000~6,000文字。執筆に加えて動画作りまでとなると、本業もある身には気が遠くなる作業量で、結局あえなく断念することになりました。


次に思いついたのが、AIで絵を描いて、ボイスロイドで朗読する方法でした。

「これならいけそう……」と感じて、実際に試してみることに。

最後は絵と音声、そしてサムネイルまでを PowerDirector で編集。


ボイスは『音読みさん』を使用。


描画は Seaart.AI と Copilot を併用しました。最初はCopilotにプロンプトを考えてもらい、Seaart.AIで描画していたのですが、人物の再現性は今のところCopilotの方が優れているので、人物はCopilot、風景はSeaart.AI と役割分担する形に落ち着きました。


サムネイルは当初PowerDirectorで作っていましたが、途中から PowerPoint に切り替えました。理由は単純で、操作性が自分に合っていたからです。


そういえば、小説を書くようになってから時間がなくて Seaart.AI を触っていなかったのですが、最近「リップシンク」という機能が追加されていました。

これは絵と音声をアップロードすると、絵の人物があたかもしゃべっているように動画を作ってくれる機能です。音声は30秒以内という制限がありますが、ちょっとした演出には十分。

YMM(ゆっくりムービーメーカー)よりも気軽に口パク動画が作れるので、私はエンディング部分で使わせてもらっています。


ちなみに動画制作時間は、原稿が4,000文字でおよそ3時間、6,000文字になると6時間以上かかります。集中できるのは3時間が限界で、それ以上になると効率が落ちてしまうのが私の弱点です。

毎週日曜日に公開していて、すでに第5話までアップ済み。今頃は第6話が公開されている頃でしょうか。途中で小説のタイトルを変更したため、1話と2話が重複してアップされてしまいました。


再生回数は最高で30回、最低で9回という散々な結果ですが、それでも「サムネイルの影響」が少しずつ見えてきた気がします。今はとにかく、クリックしてもらえるサムネ作りに力を入れたいと思っています。


当面の目標は、第10話までにサムネイルの方向性を定めること。そして、Seaart.AIでの描画を安定させるために、各キャラクターのLoRA作りを進めたいです。大量の描画ガチャを回すには、やはり描画用AIが頼りになります。主役の星愛のLoRAはすでに作りましたが、完成までに6時間かかりました。私の小説は登場キャラが多いので、正直気が遠くなる作業です。


それでも、小説も動画も同じ。地道に積み重ねていくことが大切だと思っています。

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