『恋』するすべての人にこの物語を……。

「人は、分かり合えないからこそ惹かれ合うものだ」

これは村上春樹の言葉です。

僕は恋をするという事の側面には、必ず「不安」が付きまとうものだと思っています。何故なら人を愛すると言う事は、それまで知り得なかった「感情」を知るからです。

この世界には何十億もの「恋」があり、そしてそれぞれが短い人生の中で出会う幾つもの「恋」があります。

それらに「同じ」ものはありません。

僕らは何度「恋」をしようとも、それは常に「未知」であり、そして不安や喜びを含んだ「かけがえのないもの」なのです。

さて、僕は本作を拝読する時にタイトルを見て「?」となりました(すいません)。そして同時に未来屋 環さんという筆者様の作風を思い浮かべました。

そして思ったのは、これは途轍もなく真面目に、そして真摯で誠実に書かれた作品なのだろうと。

今、最終話を読み終わりその直感が間違っていなかった事を感じています。

僕は小説を書いています。そしてこの様な作品を拝読させて頂いて思うのは、やっぱり「恋」を書くのは素晴らしい事だと思うんです。

世界の滅亡や、のんびりスローライフや、文学的人生の苦しみや、謎が謎を呼ぶミステリーや、とんでもなく怖いホラーや、心弾むポエムなど、言葉を綴る様々な表現手段があります。

でも、僕は思うんです。

全部、恋愛で表現出来るって。

「恋」の中には、人間の持つすべての感情や想像力が存在すると思います。

僕は常にそう思っています。

本作には多くの「想い」がちりばめられています。

それらは澄んだ星空で輝く星々の如く、

とても綺麗で美しく、

そして深く感情を揺さぶり、

切なく胸が締め付けられ、

たまらない感情を呼び起こします。

素晴らしい作品でした。僕は惜しみなく筆者様に深い感謝をお伝えいたします。

そして皆様にも、是非この感動を知って頂きたいと心より願います。

とても純粋な「恋」の物語です。

皆様、どうか、どうか、宜しくお願い致します( ;∀;)