明日は簡単には分化しない

 自分はこれからどうやって生きていくんじゃろかと、誰もが一度や二度や三度直面する問いに、友人の自死を契機に前に行ったり立ち止まったり後ろに行ったり横に逸れたりしながら、「よっしゃこっち!」と答えを定める物語です。骨格はこうですけどその過程をこれでもかというくらい丁寧に描いており、タロウくんは実在の人で彼へのインタビューを再構成したお話でしょうかと尋ねたくなるほど。しかもそれが高い密度と流れるような文体で著されています。わたしは連載で追ってましたが、完結を機にまた一気読みしようかと。