都会の喧騒を忘れさせてくれる、極上の「寄り道」に出会えました。

金曜日18時の描写、社会人としてのリアルな疲れが伝わってきて、一気に紗弥香に感情移入してしまいました。 だからこそ、迷い込んだ「よりみち」の静謐な空気感や、灯弥さんの紳士的なエスコートが心に深く沁み渡ります。 サイフォン珈琲の音や、スパイスの香りが立ち上るような丁寧な描写が本当に素晴らしく、読んでいる私まで一緒にカウンターで一息ついているような贅沢な気分になれました。 紗弥香の「悩みがないことが悩み」という切実な想いが、この不思議な場所でどう解きほぐされていくのか、続きがとても楽しみです。

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