都会の喧騒と故郷の潮騒。湊人の心の動きに深く共感しました。

システムエンジニアとしての限界、非常階段やサーバールームの描写があまりにリアルで、読んでいて胸が締め付けられました。だからこそ、フェリーを降りた時の潮の香りやポスターの海の色が、湊人だけでなく読者である私の心にも鮮やかに飛び込んできました。 海は「安らぎと恐怖の両方を抱えた場所」という言葉が深く心に残ります。十五年前の記憶、そしてこれから向き合うダイビング……。湊人が再びこの島で「呼吸」を取り戻していく姿を、大切に追いかけたいと思います。

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