何かを”決断する”時、人はどのような行動をとるのか。
- ★★★ Excellent!!!
私は本作品を、ある種の哲学的な観点から評価したいと思いました。
物語は、主人公リースがパーティーを追放される場面から始まります。
しかし追放される理由について、私たち読者は単に「追放された」という事実だけではなく、「如何にして追放されたのか」を追いかけることになるでしょう。
作中では「五人編成のパーティーでは、必ず五人目が排除される」というジンクスが登場します。そして例にもれず、主人公リースは五人目としてパーティーから排除されます。
ではなぜパーティーの五人目は追放されるのでしょうか。
思えば、バンドにしろ、アイドルにしろ、チームの五人目は輪の中からはじき出されることが多いような気もします(あくまでも私の肌感です)。
このように、本作では主人公を基点に、ありとあらゆる現象に注目することとなります。
他にも、「何かを辞める時、人はどのような振舞い方をするだろうか」といった場面もあり、それぞれの場面における心理描写が詳細だと思いました。