完璧でなくても、そばに居続けることの意味

自殺予防ボランティアであるがネガティブな青年・アキラと、社会的ひきこもりで極端に明るいレイコ。
正反対に見える二人は、時間を共にしながら、互いの弱さと向き合っていきます。
支える側と支えられる側が入れ替わりながら、不器用な関係が少しずつ深まっていく物語です。

深刻なテーマを扱いながらも、会話は軽やかで読みやすく、人の弱さがとても自然に描かれていました。
レイコの明るさの裏にある不安が明らかになる場面は胸に残ります。
完璧でなくても「そばにいる」ことの意味を静かに伝えてくれる、温かい作品だと感じました。

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