ガジュマルの家

「お前は大丈夫だろう」
最大限の信頼の言葉であるような、しかし、それと同時にどこか自分を蔑ろにしているような父の言葉で限界が来た主人公の茉莉が、大学進学をきっかけにやってきた沖縄でさまざまな出会いを通して自分の気持ちと向き合っていくお話。
沖縄で出会った"植物男"と呼ばれる奇妙な男と、奇妙な生き方を選択するガジュマルやキジムナーとの出会いを通して自分の心を知り、自分の気持ちを言葉と行動で表せるようになるまでの物語。

青春小説のような、植物エッセイのような、はたまた現代ファンタジーのような、いろんな要素が混ざったお話です。