概要

初めてのキスは、鉄の味がした
 人を愛せないと思っていた。醜く、愚かな人間が嫌いで、世界のすべてが歪んで見えていた。
 けれど、君に出会ってしまった。
 十条凪――その名を呼ぶたび、胸の奥が痛む。
 彼の笑顔はあまりにも美しく、同時に、どうしようもなく醜かった。
 これは、僕がはじめて「愛」を知った物語。
 愛がどんな形をしているのか、どんな音を立てて崩れるのか、僕はこの身で知ることになる。
 ――あの日、雨が降っていた。
  • 完結済1
  • 3,787文字
  • 更新
  • @nata_de_coco

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