止まっていた時間は、異国の空の下で静かに動き出す

喪失を抱えた男が、旅の中で“今”を取り戻していく物語。
ダナンの朝陽、ホイアンの古橋、海辺の夜――
風景描写が心の内面と重なり、読者も一緒に呼吸を整えていく。

静かな再生譚を求める読者に、そっと勧めたい一作。

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