終章
終章
第1章から第4章まで、俺の話を聞いてくれて、本当にありがとう。ここまで来てくれたこと、嬉しいよ。
この本を閉じた後、お前の物語が始まる。でも焦らなくていい。明日すぐに会社辞めろって言ってるんじゃねえ。ただ、「こういう道もあるんだな」って知ってくれたら、それでいい。
お前が今、檻の中で苦しんでるなら、少しずつでいい。まずは深呼吸してみてくれ。今日を、なんとか生き延びてくれ。明日のことは、明日考えればいい。一週間後のことは、一週間後に考えればいい。焦らなくていい。お前のペースで、お前の時間で、進んでくれたら、それでいい。
もしお前が、「もう限界だ」って思ってるなら、逃げていい。檻から出ていい。誰が何と言おうと、お前の命と心が一番大事だ。社会の評価より、会社の評価より、親の期待より、お前自身が大事だ。自分を守っていい。逃げていい。休んでいい。
一人じゃないよ
お前が檻から出ようとする時、孤独を感じるかもしれない。周りは理解してくれないかもしれない。それでも大丈夫だ。お前は一人じゃない。この本を読んだってことは、俺とお前は繋がってる。見えないけど、繋がってる。
俺も、最初は一人だった。誰も理解してくれなかった。でも、それでよかった。一人になって、初めて自分と向き合えた。一人になって、初めて自由になれた。孤独は、怖くねえ。孤独は、自由の始まりだった。
でもな、本当に辛い時は、この本を開いてくれ。俺がここにいる。いつでも、ここにいる。お前を責めない。お前を急かさない。ただ、そばにいる。それだけだ。
お前に伝えたいこと
お前に、優しく伝えたい。お前は、頑張りすぎてる。もう十分、頑張った。休んでいい。お前は、我慢しすぎてる。もう十分、我慢した。泣いていい。お前は、自分を責めすぎてる。お前は悪くねえ。システムが悪かった。社会が悪かった。お前のせいじゃねえ。
そして、お前は今のままで、完璧だ。何も変えなくていい。何も足さなくていい。今のお前が、ちょうどいい。ダメなところも、弱いところも、全部ひっくるめて、お前は完璧だ。誰が何と言おうと、俺はそう思ってる。
檻から出るのも、出ないのも、お前が決めていい。どっちを選んでも、俺は応援してる。お前の人生だ。お前が主人公だ。お前が決めていい。
さよならじゃなく、また会おうな
これで終わりだ。でもな、さよならじゃねえ。またな、だ。お前が笑顔になった時、また会おう。お前が幸せを感じた時、また会おう。お前が楽園に辿り着いた時、また会おう。
その時、お前は笑ってるといいな。「あの時、本当に辛かったけど、乗り越えたな」って。俺も笑ってる。「よく頑張ったな」って。
焦らなくていい。急がなくていい。お前のペースで、ゆっくり歩いていけばいい。転んでもいい。立ち止まってもいい。戻ってもいい。全部、お前の自由だ。
深呼吸してみてくれ。ゆっくり、深く。胸が温かくなるまで。そしたら、本を閉じて、今日を生きてくれ。明日のことは、明日考えればいい。今日を、なんとか生き延びてくれたら、それでいい。
お前が幸せになることを、心から願ってる。楽園で、ゆっくり待ってるからな。またな。
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☆絶望の美学☆ AKIHIKO @Kaige_Jin
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