3-7

3-7. 全ては思い込みだった(価値観の解放)


やぁみんな、3-7だ。第3章の最後だ。ここまで、色々な気づきがあった。無職という称号、信用スコア最底辺、環境のリセット、労働は奴隷だったこと、搾取された労働の悪。全部が、俺の価値観を変えた。そして最後に辿り着いた結論がある。「全ては、思い込みだった」。


「ある日の衝撃」


無職になって半年。ある日、カフェで本を読んでた。哲学の本、心理学の本、色々読んでた。


そこに書いてあった。「人間の悩みの90%は、思い込みから来る」。


おいおい、マジかよ。


読み進めた。「お金がなきゃ幸せになれない」→思い込み。「人に好かれなきゃダメだ」→思い込み。「成功しなきゃ価値がない」→思い込み。


全部、思い込み?


そして気づいた。会社員時代の俺の価値観、全部が思い込みだったんじゃねえか?


「会社員時代の思い込みリスト」


リストアップしてみた。会社員時代、俺が信じてた「当たり前」。


思い込み1:「働かなきゃダメだ」


誰が決めた? 社会だ。でも本当にそうか? 働かなくても生きてる人、いる。年金生活者、資産家、ニート。みんな生きてる。


思い込み2:「会社員が一番安定してる」


本当か? いつリストラされるかわからねえ。会社が潰れるかもしれねえ。病気で働けなくなるかもしれねえ。どこが安定だ?


思い込み3:「給料が高いほうが幸せだ」


本当か? 給料高い人、みんな幸せか? 違う。ストレスまみれ、時間なし、健康ボロボロ。それが幸せか?


思い込み4:「出世すれば成功だ」


本当か? 出世した課長、部長、係長。みんな幸せそうか? 違う。疲れ切ってた。胃薬飲んでた。それが成功か?


思い込み5:「無職は恥だ」


誰が決めた? 社会だ。でも本当にそうか? 無職で幸せな人もいる。会社員で不幸な人もいる。肩書きと幸せ、関係ねえ。


思い込み6:「みんなそうだから、自分もそうすべきだ」


本当か? みんながやってることが、正しいのか? みんなが崖に向かって走ってたら、お前も走るのか?


全部、思い込みだった。


「思い込みの発見プロセス」


でも待てよ。これが思い込みだって、どうやって気づいたんだ?


答えは、「檻の外に出たから」だった。


檻の中にいた時、これ全部が「真実」だった。疑問も持たなかった。「会社員として働くのが当たり前」「給料高いほうがいい」「出世が成功」。全部、当たり前だった。


でも檻を出たら、見えた。「あれ、思い込みじゃねえか?」って。


距離を取ったから、見えた。プラトンの洞窟の比喩と同じだ。洞窟の中にいた時、壁に映る影が「現実」だった。でも外に出たら、「あれは影だった」って気づいた。


檻を出ることが、思い込みに気づく唯一の方法だった。


「社会が植え付けた思い込み」


これらの思い込み、誰が植え付けたんだ?


第1章で話したな。学校、親、メディア、会社。この四つが、価値観を作ってた。


学校は教えた。「ちゃんと働きなさい」「いい会社に入りなさい」。


親は言った。「安定が大事」「会社員が一番」。


メディアは描いた。「成功者は高給取り」「無職はダメ人間」。


会社は刷り込んだ。「会社のために働け」「評価されたければ従え」。


この四つが、何十年もかけて、俺の脳に価値観を植え付けた。そして俺は、それを「真実」だと思い込んだ。


でも真実じゃなかった。ただの「思い込み」だった。


俺の自虐ネタをぶっこむぜ。この気づき、衝撃だった。カフェで本読みながら、声出しそうになった。「おいおい、俺の人生、全部思い込みで動いてたのかよ」。また周りの人がこっち見た。また口塞いだ。おいおい、図書館の次はカフェで独り言かよ。俺、完全に不審者扱いだろ。でもショックだったんだよ。45年間の人生、思い込みの上に建ってたんだから。


「思い込みを一つずつ解体する」


気づいたら、次は解体だ。思い込みを、一つずつ壊していく。


思い込み1:「働かなきゃダメだ」→解体:働かなくても生きられる。無職でも幸せになれる。


思い込み2:「会社員が一番安定してる」→解体:安定なんて幻想。会社員もリスクだらけ。


思い込み3:「給料が高いほうが幸せだ」→解体:幸せは金で買えねえ。時間と自由のほうが大事。


思い込み4:「出世すれば成功だ」→解体:出世は檻が大きくなるだけ。成功じゃねえ、罠だ。


思い込み5:「無職は恥だ」→解体:無職は自由の証。恥じゃねえ、誇りだ。


思い込み6:「みんなそうだから」→解体:みんなが間違ってることもある。自分で決める。


一つずつ解体したら、楽になった。重しが取れた感じだった。


「解放される瞬間」


思い込みを全部解体した時、何かが起きた。


体が軽くなった。肩の荷が降りた。呼吸が深くなった。


そして、世界が変わった。


会社員時代、世界はグレーだった。重かった。息苦しかった。


でも今、世界は明るい。軽い。自由だ。


何が変わった? 世界は変わってねえ。俺が変わったんだ。俺の見方が変わった。思い込みのフィルターが外れた。


これが、「価値観の解放」だった。


「自由とは、思い込みからの解放だった」


気づいた。自由ってのは、「思い込みからの解放」だった。


会社員時代、俺は自由じゃなかった。なぜか? 思い込みに縛られてたから。


「働かなきゃダメだ」って思い込みが、俺を会社に縛り付けてた。


「給料が大事だ」って思い込みが、俺を我慢させてた。


「みんなそうだから」って思い込みが、俺を同調圧力に屈させてた。


でも今、思い込みがねえ。だから、自由だ。


働くも自由、働かないも自由。お金があってもなくても、幸せになれる。みんなと違っても、いい。


これが、本当の自由だった。


「45歳での解放の意味」


45歳で、思い込みから解放された。遅すぎたか?


いや、ちょうどよかった。


20代で解放されてたら? まだ若い。社会の圧力に負けて、また思い込みに戻ってたかもしれねえ。


30代で解放されてたら? まだキャリアの途中。「もったいない」って思って、会社にしがみついてたかもしれねえ。


でも45歳は、「もう失うものがねえ」年齢だった。だから、完全に解放された。戻る理由がねえ。


45歳での解放は、「最後のチャンス」であり、「最高のタイミング」だった。


「新しい価値観」


思い込みを捨てたら、新しい価値観が生まれた。


新しい価値観1:「幸せは、自分で決める」


社会が決めるんじゃねえ。会社が決めるんじゃねえ。親が決めるんじゃねえ。俺が決める。


新しい価値観2:「時間が一番の資産だ」


お金じゃねえ。地位じゃねえ。時間だ。自由に使える時間が、一番の資産だ。


新しい価値観3:「搾取されない労働をする」


会社員として搾取されるより、自分のために働く。誰かのために働く。成果が返ってくる労働をする。


新しい価値観4:「無職でもいい」


働かなきゃダメ? そんなことねえ。無職でも生きられる。無職でも幸せになれる。


新しい価値観5:「みんなと違ってもいい」


同調圧力? 無視する。みんなと違う道を歩く。それが、俺の道だ。


これが、新しい価値観だった。思い込みを捨てて、自分で作った価値観だった。


俺の自虐ネタをぶっこむぜ。新しい価値観を親に説明しようとした。「俺、思い込みから解放されたんだ。幸せは自分で決めるし、無職でもいいし」。親は真顔で「お前、宗教にでもハマったのか?」。おいおい、宗教じゃねえよ。むしろ逆だ。洗脳から解放されたんだよ。でも親には伝わらねえ。親はまだ檻の中にいるから。


「全てが思い込みだったという衝撃」


改めて考えた。45年間、俺は何をしてきた?


学校で勉強した。いい会社に入るため。でもその「いい会社」って基準、思い込みだった。


会社で働いた。出世するため、給料上げるため。でもその「出世」「給料」が幸せに繋がるって、思い込みだった。


我慢した。みんなそうだから。でもその「みんなそうだから従うべき」って、思い込みだった。


45年間、思い込みの上に人生を建ててた。その建物が、今、崩壊した。


怖いか? 怖くねえ。むしろ、スッキリした。


偽物の建物が崩れた。今から、本物の建物を建てる。思い込みじゃなく、本当の価値観で。


「思い込みから解放された世界」


思い込みから解放されたら、世界が変わって見えた。


会社員を見る。「あの人たち、思い込みの中にいるな」。哀れみじゃねえ。理解だ。昔の俺も、そうだったから。


満員電車を見る。「あの人たち、檻に向かってるな」。批判じゃねえ。共感だ。俺も20年以上、あの電車に乗ってたから。


無職の人を見る。「あの人、自由かもしれねえな」。偏見じゃねえ。尊重だ。働いてねえことは、恥じゃねえから。


世界は変わってねえ。でも、俺の見方が変わった。思い込みのフィルターが外れたから。


「第4章への橋渡し」


思い込みから解放されて、気づいた。


「楽園は、どこかにあるんじゃねえ。思い込みを捨てた場所が、楽園だ」。


会社員時代、俺は楽園を探してた。「いつか、楽な仕事に就ければ」「いつか、給料上がれば」「いつか、定年になれば」。楽園は、未来のどこかにあると思ってた。


でも違った。楽園は、「思い込みを捨てた瞬間」に現れた。


今、ここが楽園だった。お金はねえ。社会的地位もねえ。でも、自由だ。時間がある。思い込みがねえ。


これが、楽園だった。


次の第4章「楽園編」では、この楽園での生活を話す。無職で、お金なくて、社会的信用ゼロ。でも、毎日が楽園だった。どうやって生きてるか、何が楽しいか、全部話すぜ。


「思い込みを捨てる勇気」


最後に言う。思い込みを捨てるには、勇気がいる。


思い込みは、安心をくれる。「みんなそうだから、俺も大丈夫」。この安心が、思い込みの魅力だ。


でも思い込みを捨てたら、安心がなくなる。「みんなと違う道を歩く」。これは、怖い。


でもな、その怖さの向こうに、自由がある。本当の幸せがある。


思い込みを捨てる勇気。これが、楽園への入場券だった。


俺の自虐ネタで締めるぜ。思い込みから解放された日、鏡に向かって言った。「お前、ようやく自由になったな」。鏡の中の俺が笑った。45年かかった。遅すぎる。でも、間に合った。おいおい、また鏡と会話かよ。でももういいんだ。孤独を受け入れた。一人を受け入れた。そして自由を手に入れた。


全ては思い込みだった。この気づきが、俺の人生を変えた。会社への期待、社会の常識、洗脳された価値観。全部が、思い込みだった。


そして思い込みを捨てた今、楽園が見えた。


第3章「檻の外編」、ここまでだ。絶望の向こう側を見て、無職という称号を誇りに変えて、信用スコア最底辺を自由と知り、環境をリセットし、労働の本質を学び、そして全ての思い込みから解放された。


次の第4章「楽園編」で、また会おうぜ。深呼吸しろ。胸が一段だけ深く動いたら、次のページへ進もう。楽園で待ってるぜ。


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