ごめんなさい、調子のいい嘘をついていました


 早速、謝らなくてはいけません。このエッセイの紹介文に、格好つけて、「突然わたしを襲った〜」などと書いていますが、嘘です。本当は、一週間前から頭痛が続いていました。ごめんなさい。


 どうして、そんな嘘をついたかって? だって、もっと早く病院に行けばよかったのに、バカだなあと思われるじゃないですか(泣)。恥ずかしいですよ、いい大人なのに、病院に行くのを怖がっただけみたいで。でもね、理由があるんです。単純に、たいした痛みではなかったからです。


 もともと、幼少の頃から偏頭痛持ちだったわたしは、2〜3か月に一回、定期的に頭痛があったので、慣れていたんです。たいてい、一回薬を飲んで、一眠りすれば治るという軽いものでした。


 そう、三年半前も「どうも頭が重いなあ」くらいの感じでした。ただ、いつもと違ったのは、薬を一週間飲み続けても、スッキリとは治らなかったこと。


 これまで、どんなに長くても二日目には完全に治っていた頭痛が、その時はしつこく残っていたんですよね。これは変だと危機感を持ち、病院で検査を受けていたら、大きな後遺症も残らずに済んだんだろうなあ……。でも、わざわざ病院に行くには、地味すぎたんですよ、痛みが! 気圧とか自律神経とか、その類いの影響だろうと、タカを括っていました。


 と、思い出すと後悔することもなくはないのですが、わたしは切り替えが早く、前向きなところだけが取り柄です。


 一応、少しでもいつもと違うことが身体に起こったら、病院に相談しに行くと安心ですよということだけ、ここでお伝えしておこうと思います。そうでないと、これからお話しする、恐怖でしかないような体験をすることになるかもしれませんから(嫌な脅し方をしつつ、次回に続く)。

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