概要
宇宙からやってきた知的生命体(以後KDSと呼称)の突然の侵略である。
彼らは、強靭な肉体と、非常に高い知能を持つ。全員が一日で日本語を習得したほどである。
KDSは性質的に侵略型であり、あらゆる星に侵攻し、また恐ろしく高い適応能力で侵略した星を次々と領土にしていった。
その日以来、健斗はの奴隷としての、絶望に満ちた日常が始まったのであった。
はい/はい
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!彼らに支配された方が良い……のだろうか!?
宇宙から突如やって来た知的生命体KDSの侵略を受け、2030年には日本が消滅。
主人公・大和田健斗は『労働力』として奴隷の日々を送ることになるのだが、KDSの仕事説明はあまりにも懇切丁寧であった。
健斗は戸惑いながらも、奴隷として石を運ぶことになるのだが――。
衝撃的な侵攻を受けて始まった物語ですが、その後の展開も驚きの連続でした!
侵略者たちの文明レベル、その姿形、そして何より人間に対する理解の深さと優しさ!
彼らは現代人よりもかなり高レベルの「合理的」な考えを有し、その知性でもって日本を支配しました。
当然、その支配はスイートで居心地が良いものに。
「嗚呼、これなら支配されたい!」
そ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!親切な侵略者の正体は
もし、今と違った世界に生きていたら、満足のいく日々が送れるのだろうか。
KDSと呼ばれる宇宙人によって、日本人が奴隷にされた世界が舞台。
十八歳の健斗も両親と引き離され、強制労働施設に入れられた。
しかし、労働の内容はなんだか思っていたものと違っていた。
妙に親切なKDSに、次第に健斗の考え方は変わっていく。
侵略してきた宇宙人、の印象とは大きくかけ離れたKDS。彼らが生み出した日本の姿は、今よりも魅力的に見える人が多いのではないだろうか。
だが、それは決して満足のいく世界ではないようだ。
読んでいくうちに、幸せとはなにか考えてしまう物語。
でも決して難しい内容ではなく、読みやすく…続きを読む - ★★★ Excellent!!!ただ、生きていく。
ああ……すんごい着地したなあ……。
最終話を読み終えてすぐ「レビューを書く」を押しましたが、まだぼうっとしています。
ざっくりご紹介しますと、「宇宙人『KDS』に侵略されてみんな彼らの奴隷になった世界」を描いた作品です。すごい最終話が待っています。
なんででしょう、普段からたまに思い出したように考えることなのに、忘れているうちに突きつけられると「ああ……」となるんですよね。
不穏なタイトルで不穏なタグが並んでいますが、読後感は悪くありません。むしろ、穏やかな気分になる感じさえします。ちょっと曇ってますが、散歩にでも出かけたい気分です。
この作品を読むと、ちょっとね、「不合理」なことをし…続きを読む - ★★★ Excellent!!!羨ましい! 羨ましい? 羨ま……しい
人間文明は終了しました。
ほかの星から知的生命体『KDS』がやってきて、サクッと侵略されてしまったのです。
生き残った人々は”奴隷”という身分に。
痛ましいですよね。
毎日苦役を強いられ、生きるも死ぬも支配者次第――――あれ?
たしかに労働はします。ですが……なんだか様子が変なのです。
安全装備を手渡され、UVケアまで配慮されている気づかいときたら。
日当は円換算で二万円、仕事終わりにお肉だって食べられます。しかも美味!
なんでもKDSは合理的な生命体。
種族間の軋轢で消耗するより、現地人を丁重に扱った方がムダがないという判断のようです。
これ……支配されて良…続きを読む - ★★★ Excellent!!!自由は、すばらしいのか、不自由か
衝撃のタイトルに、決して尻込みしないでください。
叩く、なじる、罵倒されるは一切なく、気遣われ、心配され、ご馳走される、そんなホワイト奴隷生活。
普段の生活に疲れた貴方は「……いいなぁ」と思わず涙を流して羨ましく思えるほどの、ホワイト奴隷生活。
管理されるという言葉は恐ろしいけれどそんなに管理力が素晴らしければ……と迷うほどの、ホワイト奴隷生活。
私も迷いました。
この世界、いいね!って。
でも待って。
ふと見せられる、真実への疑念。
管理されることによる、あるものの喪失。
自由は本当に自由なのか。
不自由は本当に不自由なのか。
途中まで広がるコメディタッチが、終盤にかけて、読者に考…続きを読む - ★★★ Excellent!!!完成された「ホワイト」は、果たして人にとっての天国たりえるか?
非常に考えさせられる内容でした。
主人公の健斗は、宇宙人による侵略を受ける。日本人は奴隷とされ、タコのような姿をした宇宙人「KDA」らの監視のもとで「奴隷労働」をすることになる。
この先には絶望しかない、と言い含められ、覚悟を決めて労働を始める。
だが、彼らはとっても優しかった。
奴隷労働をする健斗の体調を常に気遣い、しっかりと働けるよう美味しいものを食べさせてくれる。休憩時間もたっぷりと取れるようにしてくれるし、悩みがあれば親身になって聞いてくれる。
地球を侵略するような文明と技術を持つ存在。その存在の住む社会では、「労働環境」や「働き方」についても十分過ぎるくらいの改…続きを読む