黒剣の軌跡　～帝国十三騎を斬った英雄は、王国を救うのか滅ぼすのか～

停戦条約の下、辛うじて均衡を保っていた王国と帝国。
だが、辺境砦で帝国最強の“十三騎”の一人を斬り伏せたことで、均衡は崩れ去る。

討ち果たしたのは“黒剣”アルヴァン・アルマディウス。
英雄として称えられる一方、その存在は帝国の逆鱗に触れ、王国を揺るがす火種とされていく。

七騎士、亡命者、裏切り者――揺らぐ国と仲間の狭間で、黒剣は何を選ぶのか。

これは、一人の剣士と仲間たちが刻む、王国の命運を懸けた戦記である。