ユダヤ教基礎概論

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（235文字）

パレスチナ問題は根深いモノだとわかる歴史的な説明がしっかりなされていると感じました。ユダヤ教にはほとんど無知で、「ベーグルがユダヤ人と関係がある」とか、「魔法の源泉とファンタジー世界で言われているマナは、実は聖書由来で、エジプトを出奔したユダヤ人がモーゼに率いられ、40年間砂漠をさまよったときに食べた食事であること、そしてその食事が一説によると、砂漠に住まう昆虫の分泌物であるという話がある」といった裏話ぐらいしか知らなかったので、今回の話は勉強になりました。
今後の作者には、この歴史的な説明を元に、昔はパレスチナもキリスト教徒、ユダヤ教徒、イスラム教徒も仲良かったのに、なぜソマリアなどは対立…続きを読む

一応大学で宗教学を学んだ身として、ふむふむと読ませて頂きました。とてもわかりやすく、丁寧に書いてくださっている文章だなと感じました。