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概要
娘が40度の高熱を出しているのに夫は電話に出なかった。
娘の結衣が四十度の熱を出した夜、私は夫の高瀬圭介に二十七回電話をかけた。
一度も出なかった。
どうしようもなくなって、子どもの絵画教室で知り合ったママ友の橘沙耶さんに連絡した。沙耶さんの息子の陽翔も熱を出していたのに、結衣の具合が悪いと知ると、すぐに車を出して青凪総合医療センターまで来てくれた。
結衣が処置室で点滴を受けている間、沙耶さんは熱の下がった陽翔を寝かしつけると、疲れたように笑った。
「真帆さん、あの人ほんと変なの。陽翔が『オーロラを見たい』って言っただけで、次の連休のフィンランド行きの航空券もホテルも予約しちゃって」
「そこまで?」
「そうなの」
沙耶さんは苦笑した。
「陽翔、甲殻類アレルギーあるでしょ?」
「うん」
「病院の栄養指導にまで一緒に来た
一度も出なかった。
どうしようもなくなって、子どもの絵画教室で知り合ったママ友の橘沙耶さんに連絡した。沙耶さんの息子の陽翔も熱を出していたのに、結衣の具合が悪いと知ると、すぐに車を出して青凪総合医療センターまで来てくれた。
結衣が処置室で点滴を受けている間、沙耶さんは熱の下がった陽翔を寝かしつけると、疲れたように笑った。
「真帆さん、あの人ほんと変なの。陽翔が『オーロラを見たい』って言っただけで、次の連休のフィンランド行きの航空券もホテルも予約しちゃって」
「そこまで?」
「そうなの」
沙耶さんは苦笑した。
「陽翔、甲殻類アレルギーあるでしょ?」
「うん」
「病院の栄養指導にまで一緒に来た
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