概要
「総帥、お帰りなさいませ」俺「……誰?」
登録者47人。
三年前、高校生だった榁木玖遠(むろき くおん)は、まったく人気のないダンジョン配信者だった。
何をやっても伸びない。
配信をしても、見ているのはいつもの数人。
だから引退を決めた日、最後くらい好き勝手やって終わろうと思った。
『実は俺、世界を裏から守る秘密結社の総帥なんだよね』
もちろん、全部嘘。
悪ノリで秘密結社《空席》を作り、専用サイトにエンブレム、階級、合言葉まで設定した。
そして最後に、
『困ってる奴でもいたら助けてやってくれ。それが俺たちの活動ってことで』
そんな適当な言葉を残して、玖遠は配信者を引退した。
――それから三年。
すっかり黒歴史の存在を忘れていた玖遠は、偶然《空席》のサイトを見つける。
懐かしさから覗いてみると――
構成員、三
三年前、高校生だった榁木玖遠(むろき くおん)は、まったく人気のないダンジョン配信者だった。
何をやっても伸びない。
配信をしても、見ているのはいつもの数人。
だから引退を決めた日、最後くらい好き勝手やって終わろうと思った。
『実は俺、世界を裏から守る秘密結社の総帥なんだよね』
もちろん、全部嘘。
悪ノリで秘密結社《空席》を作り、専用サイトにエンブレム、階級、合言葉まで設定した。
そして最後に、
『困ってる奴でもいたら助けてやってくれ。それが俺たちの活動ってことで』
そんな適当な言葉を残して、玖遠は配信者を引退した。
――それから三年。
すっかり黒歴史の存在を忘れていた玖遠は、偶然《空席》のサイトを見つける。
懐かしさから覗いてみると――
構成員、三
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