★
0
概要
夏休み最後の夜。私は、告白されるためにファミレスまで延長戦を用意した。
八月三十一日。
朝から二人で出かけた一日は、どう考えてもデートだった。
彼が何度か何かを言いかけたことにも、私は気づいている。
だから、駅前で彼があっさり、
「じゃあ、また明日」
と言ったとき。
私は思った。
――いや、帰るんかい。
まだ時間はある。
ならば仕方ない。
「ちょっと、ファミレス行かない?」
延長戦開始。
あとはもう、言うだけ。
なのに彼は、明日の始業式の話を始め、文化祭の話を始め、冬休みの予定まで立て始める。
違うんや。
そういうことやない。
緊張するたび増えていく彼のコーラ。
苛立つたび減っていく私のポテト。
そして時計だけが、門限へ向かって進んでいく。
夏休み最後の夜。
告白する気だった男と、告白される気だった女。
二人とも好きなの
朝から二人で出かけた一日は、どう考えてもデートだった。
彼が何度か何かを言いかけたことにも、私は気づいている。
だから、駅前で彼があっさり、
「じゃあ、また明日」
と言ったとき。
私は思った。
――いや、帰るんかい。
まだ時間はある。
ならば仕方ない。
「ちょっと、ファミレス行かない?」
延長戦開始。
あとはもう、言うだけ。
なのに彼は、明日の始業式の話を始め、文化祭の話を始め、冬休みの予定まで立て始める。
違うんや。
そういうことやない。
緊張するたび増えていく彼のコーラ。
苛立つたび減っていく私のポテト。
そして時計だけが、門限へ向かって進んでいく。
夏休み最後の夜。
告白する気だった男と、告白される気だった女。
二人とも好きなの
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?