概要
物理に傾倒したリアルが神秘溢れるファンタジーになる様がこの作品のテーマ
突如として地上から空へ伸び、オゾン層にまで達した巨大な黒い針。周囲には直径百メートルを超える雲ひとつない空間が生まれ、その一時間後、日本全域を揺るがす謎の地震が発生した。
黒い針の根元に存在したのは、地下深くへ続く巨大な洞窟――後に「ダンジョン」と呼ばれる未知の領域だった。
政府、自衛隊、警察、研究機関、企業、そして世界各国が、それぞれの思惑と判断のもとで未知の存在への対応を始める。
その渦中に立つ青年、境井彼方。
彼が持つスキル――《立体交差並行世界論》〈アンテルモンド〉。
それは、発動した瞬間に存在する無数の可能性から「別の自分」を探し出し、その技術や経験を一時的に借り受ける異能。
未知のダンジョンと、それによって変貌していく現代社会。
世界は彼方を中心に回るわけではない。
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