概要
『伝説のバックレ王』 人を助けるたび、俺の職歴が死んでいく。
天城翔、二十八歳。
三年ぶりに、正社員になった。
月給二十三万円。
社会保険完備。
賞与、年二回。
今度こそ真面目に働く。
もう仕事中にヒーローなんてやらない。
人助けは休日だけ。
そう決めていた。
――助けて!
「…………」
初出勤から、三時間二十七分。
天城翔は会社から消えた。
人を助ける。
仕事を失う。
また働く。
そして、また聞こえる。
――助けて!
ヒーローとしては正しい。
社会人としては、たぶん最悪。
これは後に《伝説のバックレ王》と呼ばれる男の、
あまりにも報われないヒーロー生活である。
三年ぶりに、正社員になった。
月給二十三万円。
社会保険完備。
賞与、年二回。
今度こそ真面目に働く。
もう仕事中にヒーローなんてやらない。
人助けは休日だけ。
そう決めていた。
――助けて!
「…………」
初出勤から、三時間二十七分。
天城翔は会社から消えた。
人を助ける。
仕事を失う。
また働く。
そして、また聞こえる。
――助けて!
ヒーローとしては正しい。
社会人としては、たぶん最悪。
これは後に《伝説のバックレ王》と呼ばれる男の、
あまりにも報われないヒーロー生活である。
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