これは単体の作品ではなく複数の作品に分けられているが、テーマは全て共通のように感じる。感情を激しく吐き出すのではなく、あえて淡々とした記録のような文体で綴られているからこそ、孤独や自己嫌悪の深さがかえって痛々しく伝わってくる。「辛い」「誰もいない」という言葉の反復が、読む側の胸にも重く残る。ここまで複雑な自分自身の内面を言語化し、構造として捉えようとしていることにも驚かされる。可能なら全部読んで欲しいところではあるが、一篇として読むだけでも強烈な印象を残す作品。苦しくなると思うが読んで欲しい。
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