「正しく生きる」という言葉に縛られながら、自分自身から最も厳しく裁かれてしまう苦しさが、とても生々しく描かれていて、何ともせつなくなりました。夜の街を彷徨う場面の空気感が美しいから、尚更。信号や自動販売機、橋などの何気ない風景が主人公の心情と重なるから、尚更。最後の「私は私を愛しています」まで辿り着く過程が切実で、歪さを抱えたまま自分を受け入れようとする姿は、青春そのもの。心をつかまれました。高校生の作品です。
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