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概要
振り返れば、そこはもう後ろではない。
人間は、本当に後ろを見ることができるのだろうか。
振り返ればそこにあったものは見える。
けれどその瞬間、そこはもう正面になる。
朝、鏡の前でそんなことに気づいた。
ただの思いつきだった。
ところが、それから妙に背後が気になるようになる。
壁を背にしても、振り返って確かめても、後ろはなくならない。
そしてある夜、自分が歩みを止めたあと――
振り返ればそこにあったものは見える。
けれどその瞬間、そこはもう正面になる。
朝、鏡の前でそんなことに気づいた。
ただの思いつきだった。
ところが、それから妙に背後が気になるようになる。
壁を背にしても、振り返って確かめても、後ろはなくならない。
そしてある夜、自分が歩みを止めたあと――
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