★
0
概要
——この世界の人々は、まだ『0』を知らない
突出した古代の技術を受け継ぎながら、算盤以上の計算はできない――無を恐れる教義と古い記術が支配する鐵の時代。
長く続いていた斜陽の大帝国は、蛮族と侮っていた北方からの侵攻を受ける。
十歳の少年シェロは、師ヘクトルに従って動乱の渦中に身を投じた。
皇女アイラとの出会いを機に、巨大な『鐵騎』や敵側の異形の兵機『鋲』が行き交う苛烈な戦火の中に足を踏み入れていく。
少年には理解しがたい理不尽な暴力と政争、世界の裏で暗躍する謎の組織――。
数々の喪失に見舞われ、泥を啜りながらも死線を越えた絶望の先で「心殿」を獲得し、そして世界をひっくり返す文明の萌芽「ゼロ」の知恵を授かる。
過酷な運命に弄ばれながらも、少年は己の内に刻まれた記憶と誇りを糧に成長し、世界の歪みに抗う「閒」術を模索し始める。
中世
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?