概要
青空に雷が鳴った日、私を母と呼ぶ幼女が現れました
雲ひとつない青空の下で、リゼットは奇妙な雷鳴を聞く。
ゴロゴロと響いた直後、突然の豪雨が街を襲う。ほんの数分前まで晴れていたとは思えないほどの激しい雨に、リゼットは店の軒下へ避難する。
やがて雨が止み、青空が戻ったとき、店の裏手にある小さな公園で、銀髪の幼女がひとり佇んでいるのを見つける。
ずぶ濡れの少女を放っておけず、リゼットが声をかけると、少女は嬉しそうに駆け寄ってくる。
「お母さま……!」
「……え?」
もちろんリゼットには子どもなどいない。
少女は自分の名前をフィアナと名乗るが、どこから来たのか尋ねても「向こう」と空を指差すだけ。
そしてリゼットが手を握った瞬間、空に大きな虹が架かる。
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