概要
海へ帰れない海神さまと、海へ帰したい巫女。今日も二人で、あと一歩。
七年前に海を荒らし、多くの命を奪った海神は、それ以来海を恐れて祠に閉じ籠っている。
潮は濁り、魚は獲れなくなった。
そこで巫女の澪に与えられた役目は、海神をもう一度、海へと帰すこと。
「今日は濡れた砂まで行きましょう」
「昨日は乾いた砂までと言った」
「それはもう昨日できたでしょう」
人ならざる神と、物怖じしない巫女。
一歩ずつ海へ近づきながら、二人の距離も少しずつ縮まっていく。
――海神さまが、海へ帰るその日まで。
潮は濁り、魚は獲れなくなった。
そこで巫女の澪に与えられた役目は、海神をもう一度、海へと帰すこと。
「今日は濡れた砂まで行きましょう」
「昨日は乾いた砂までと言った」
「それはもう昨日できたでしょう」
人ならざる神と、物怖じしない巫女。
一歩ずつ海へ近づきながら、二人の距離も少しずつ縮まっていく。
――海神さまが、海へ帰るその日まで。
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