日常のすぐ隣に、少しだけ矛盾した心が座っているような短歌集でした。 明るいものを見ながら心は暗くなったり、応援する気持ちのそばに悔しさがあったり、変わりたいのに変わらない自分がいたり。人って、ひとつの感情だけでは生きていないのだなと思います。特に、好きと苦手、期待と不安が同じ場所にある首が印象に残りました。皆さんにも、きっと「これ、少し分かる」と感じる一首があるのではないでしょうか。 少し不思議で、とても人間らしい短歌たちで、「これはどういう気持ちだろう」と立ち止まる余白がありました。【レビューコンテスト応募】
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