概要
忘れてしまっても、大切だった時間まで消えるわけじゃない。
仕事帰りの電車で眠ってしまった「俺」が目を覚ますと、そこは見覚えのない駅だった。
時計は二十三時十二分で止まり、ホームには一人の男が座っている。
「やっと来た」
男は俺を知っている。
けれど、俺には彼の記憶がない。
差し出された二本の瓶ラムネ。
ビー玉の音とともに、忘れていた夏の景色が少しずつ蘇っていく。
名前も、顔も、もう思い出せない。
それでも、確かにそこにあった夏がある。
夏の終わりに読む、少し不思議な再会の物語。
時計は二十三時十二分で止まり、ホームには一人の男が座っている。
「やっと来た」
男は俺を知っている。
けれど、俺には彼の記憶がない。
差し出された二本の瓶ラムネ。
ビー玉の音とともに、忘れていた夏の景色が少しずつ蘇っていく。
名前も、顔も、もう思い出せない。
それでも、確かにそこにあった夏がある。
夏の終わりに読む、少し不思議な再会の物語。